M リーグ第六節(2022/10/11) 感想
【第二戦】
○南 3 局
トップと 7000 点差の三着の鈴木の親番。
「34p24r567s24688m」という手。ドラ 5p の五巡目に出た 3m をチーせず。タンピン三色まで見える手ではあるが、嵌張だらけである。トップ~ラスまでは 10000 点差以内であることを考えると、手が遅くなるような選択は得策ではない。3m チーで 5800 の見える一向聴になるので、チー得であると思う。
M リーグ第三節(2022/10/06) 感想
【第一戦】
特筆すべき局はなかった。高打点だ入り乱れる、すごい対局だった。
【第二戦】
○東 2 局
瑠美の 5s 放銃は中途半端な気がした。いくら 2s にチーが入っていないとはいえ、その後に 6s の手出しが入っているので、25s はあり得る。
○南 1 局
村上のリーチに 1 牌押しての 2000 点の両面聴牌。さらに黒沢からリーチがかかって、一発目に押して放銃。トップ目・チーム成績が良いとはいえ、まだまだ序盤なのでちょっとやりすぎな気がした。
○南 4 局
黒沢はリーチ者の村上にハイテイがまわる状態で、直前に槓をせずにハイテイを消さず。前シーズンもこんなことがあったと思うが、ハッキリ言って嫌いである。
【まとめ】
第二戦の打ち方に違和感を覚える場面が多かった。「麻雀界の最高峰」を名乗って良いものか??
M リーグ第二節(2022/10/04) 感想
【第一戦】
○南 3 局
園田は役牌をポンし、早々に一向聴となるも、いっこうに聴牌せず。最終的に、三人立直を受け、捨て牌に困っていた模様。
この局が唯一、園田の思い通りの展開にならなかった。逆に、この局以外は、園田の思い通りの展開だったということである。
○南 4 局
跳満ツモ条件で 4 位→2 位 だった瑠美が、松本のリーチを受けて、ケイテンのようなチーでハイテイずらし・・・もう少し頑張っても良かったのではないか?
【第二戦】
○東 2 局
「白白白北北12p45m5778s」の亜樹が、場に 3 枚目の 9 s をチー。鳴くイメージがなかったので驚きではあったが、アガリに向かうには最善手である。
【まとめ】
亜樹は出だしは良かったものの、最終的にラスとなってしまった。風林火山としてはダブルラスの最悪の展開で一日目を終えることとなった。
M リーグ開幕節(2022/10/03) 感想
実況・解説は、日吉・土田ペア。初心者にとっては、少々理解は苦しいかもしれない。
待ちが表示されたり、アガリの詳細が速報で出たり、見やすいように工夫しているところは非常に良いと思った。
【第一戦】
○東 2 局
寿人が 3s を残してドラの 8s を早めに切り出した。結果、14s 待ちのリーチとなり、ツモってのアガリとなった。このドラ切りは、初級者が学んでおくべき打牌であろう。
○南 4 局
寿人のアガリトップの聴牌。14s か 69m のノベタンの選択。9m がすでに場に一枚出ている状態で、寿人は 69m を選択した。枚数を取るか、出やすさを取るか、これは非常に難しい選択であった。
【第二戦】
○東 1 局
「4599s233344p3467m」からの瑞原の 34 m 外しは、親の現物の 8m を見てと思うが、三色が消えるので良い選択だったかは微妙である。
○南 2 局
「33344556668223m」から、伊達は聴牌取らずの 8p 切り。その後、槓が入った状態で 1m 持ってくるも、これも聴牌取らずのツモ切り。最終的に 4p を引いてきて、変則の役満聴牌。2p は 3 枚切れだったが、5p/2m はフルの 4 枚残りで、ツモアガリ。お見事。
○南 4 局
2 位と 25000 点差(倍ツモ条件ですらない)という状況で、オーラス親番の伊達は聴牌したが、不聴宣言。50000 点超えの大トップを持ち帰る選択をした。
【まとめ】
開幕戦としては、役満が飛び出したという意味で、とても見応えのある良い対局だった。
M リーグ 2022/23 開幕
M リーグも 5 年目。時が経つのが早い。
昨年は両手で数えられるくらいしか試合を観戦しなかったが、開幕戦の高揚感みたいなのは感じる。
日本全体の麻雀熱は、アプリゲームと動画配信がマッチしたおかげで、結構盛り上がっていると思う。麻雀への入りがそれらだった人が、今年から M リーグを見て、何を感じるだろうか?
M リーグを見て、彼らが麻雀熱が冷めないような工夫は今年は見られるのだろうか?
(個人的には、今のままではダメだと思っている)
M リーガーに求められる素質
前シーズン M リーグは数えられるほどしか試合を観なかった人間が語ります。
M リーグの放送を 4 年見てきて、真の意味で「プロ」と呼べるのは良質な解説ができる選手なのではないか?というのが個人的な見解。一つ一つの打牌についての意図を説明できたり、点数状況からどのように手を作っていくべきかを分かりやすく説明できたり、そういうプレイヤーの麻雀は見てみたい!という気持ちになる。
しかし、いまの M リーグはどちらかと言うとエンタメ寄りだ。まともな解説よりも、H. の実況・T. の解説のペアの方が人気が出るのだ。もちろん、麻雀のエンタメ性を否定しようとしてはいない。シーズン最終戦とか優勝決定戦とか、そういう状況に関しては興奮を視聴者に伝えるのは構わない。それ以外のリーグ戦一試合一試合については、まともに解説して欲しい。
ちゃんと解説ができる人間は、実は M リーガーの中でも限られている。なんなら、解説として出演したことのない選手だっている。その選手の麻雀なんて「プロリーグ」という場で見る価値はないでしょう、と個人的には思っている。
M リーグ、本当に麻雀界の最高峰なの?
まともに解説ができない打ち手は、M リーグからいなくなって欲しい。エンタメではなく、純粋に競技として麻雀が見たいです。