Mリーグ 19/20 前半戦雑感
突如として仕事が忙しくなったり、見るよりも打つ方が楽しいなと思って麻雀をリアルで打っていたり・・・そんなこんなで真面目に打牌チェックできるほど、ちゃんと対局を見ることができませんでした。
あっという間に終わってしまった前半戦(中盤戦すら終わりに近づいているけれど笑)の雑感を各チーム順位順に書いていく。
8 位:ドリブンズ
驕りとまでは言わないものの、油断していたのかと思われる最下位。ここまで沈むと、もはや運が悪かったとは言えないのではないか?
選手起用法に関して。序盤で前回優勝メンバーで稼ぎつつ、余裕のある時期に新メンバーの丸山を慣れさせるために打たせようと思っていたのかもしれないが、まったくそのような展開にならず、歴の浅い丸山にも責任が重くのしかかってまともに打てる精神状態ではなさそうに見受けられる。
7 位との点差すら 400 pt くらい開いてしまっている現状、もはや毎局が条件戦みたいになってしまっている。
7 位:麻雀格闘倶楽部
去年と同様、寿人の浮き沈みがチーム成績に直結しているように思える。
新メンバーの藤崎は、点数を稼ぐ役割ではなく調整する役割であろう。
寿人と高宮にはこれからも自由に打たせるのがいいでしょう。ただ、前原はもう少し自重したほうが良い気がする。
6 位:風林火山
序盤は調子が良かったものの、滝沢が下位を連続で取ったあたりから下がり続け、いつの間にか 6 位まで落ちてしまった印象。
このチームは新メンバーを加えた方が良かったと思う。終盤はボーダーを行ったり来たりして、先に進んでもセミファイナル止まりであろう。
5 位:Pirates
Pirates はボーダーを行き来するタイプのチームという感じで、この順位は想定内であろう。
ニューフェイスである瑞原はなかなか肝が据わっている印象を受ける。前年からチームにいる 3 人にとっては良い刺激になっているだろう。
このチームは、90 戦は自分たちのスタイルで打ち続けるのであろう。その先に進んだ時に、スタイルを変えてくるのか。それが見たいので、セミファイナル・ファイナルへと進んでほしい。
そして、このチームは打牌選択についての解説や自分たちの思考を何個かしてくれるので、とても勉強になってありがたい。ぜひ、勝ち続けてほしいチームである。
4 位:ABEMAS
去年から 1 人だけ新メンバーが加わって、去年にも増してバラエティ豊かなチームになった印象。全員の打ち筋が違って、おもしろい。
個人的に、白鳥の麻雀は見てて参考にしたいと思う。去年は個人最下位だったが、今年は現在上位にいるので、これからに期待。
(多井はもう少し静かに解説してほしい・・・・)
3 位:雷電
とにかく打点を稼いで上位を狙うチームである。
雷電の麻雀はおもしろいか?と聞かれれば、個人的には NO である(嫌いなわけではない)。とにかく門前で進めて、高打点の手で相手を粉砕戦略であろう。去年は終盤に大失速したことを学んでいないようである。自分たちのスタイルを貫くのは構わないが、去年最下位になったことをもう少し考慮したほうが良いと思う。
スペクタクルな麻雀はテレビ的には興奮するかもしれないが、それは予選リーグでやるべきことなのか?少々疑問である。
2 位:フェニックス
男子 1 人・女子 3 人という、M リーグのチームの中でもなかなか攻めた構成である。
近藤は去年からずっと上位をキープしている。牌効率よりも経験から打牌選択をすることがあるというようなことを以前発言していたような気もするが、そう言われても反論できない好成績を残している。勝負強い近藤が柱になって、ほかの女流はプレッシャーなく打てていると思われる。
序盤は和久津が雰囲気に気圧されて馴染めずにいたようだが、中盤以降和久津がトップを取るようになってから、一気に上位へ駆け上った。今年はファイナルまで狙えるのではないか。
1 位:サクラナイツ
とても目立つピンクユニフォームのニューフェイスが今期の M リーグを席巻している。
リーグ最年長の沢崎がとにかく稼いでいるおかげで、ルーキー(かつ広告塔)の岡田がほぼノープレッシャーで打てている。岡田にとってもいい経験になっているだろう。内川も実力のある打ち手であるので、200 pt はセーフティリードと思って正しい選択ができている。
沢崎が沈み始めた時にチームがどうなるか、気になるところである。