Mリーグ19/20観戦記 第 1 週

今シーズンもMリーグがいよいよ開幕。個人的に、システムや審判制にやや不満があったものの、全体としては合格点をあげたいです。

実は、昨シーズン最終日にパブリックビューイングに参加していました。一打一打に歓声が沸き上がったり、麻雀を見ながらみんなで応援するというスタイル自体はすごく良かったと思います。ただ、アベマの生放送の映像は今までの放送対局と変わらず、そこはかなり残念でした。

さて、今シーズンはどうなるのか。

 

本題。自分が面白いと感じた場面を 1 日 1 つ取り上げていこうと思います。

 

〇9/30(開催 1 日目)

開幕戦(第一戦)・南 3 局での一打

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親番・小林が嵌 3m 待ちの全帯么・ドラで聴牌している状態で、魚谷の立直の後にドラの 1m をツモって来た場面。

①オリ

②満貫へとランクアップする 2m 切り勝負

①とすれば、中中と落として凌ぎつつ、1~4m を引けば聴牌復活の形を取るであろう。ただ、トップを狙うのであれば親番を維持することは必須なので、打点も伴っている②の 2m 切り勝負と行くのが常人であろう。25m が魚谷の立直に危ないのは承知の上である。

・・・ロボットは違った。なんと、1m をツモ切りしたのである。解説のツッチーこと土田浩翔ですら数秒黙った後に「いけないものを見てしまった」とつぶやいたほど、理解しがたい選択であった。

小林は後日、魚谷には 14m も 25m も同等に危険であるから、着順下の白鳥に当たらない 1m を選択したと語っていた。なるほど、たしかに白鳥が断么・赤赤赤の満貫だった場合、放銃すると次局のラス争いが厳しくなる。それなら、魚谷に満貫放銃しても気にしないという選択だったのであろう。

流局後に手を開けた時、他の選手たちは何を思っただろうか・・・

 

〇10/1(開催 2 日目)

第一戦・東 1 局での一打

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点棒状況はフラットな起家の 5 巡目。ここでの選択は

①46s どちらの受け入れを逃さない 3p

②筒子の伸びを見た 3s/7s 切り

開局の親番ということで、早めに聴牌を取りたい気持ちから 3p を切り出す①を選択する人が多そうである。自分もそうの選択をしそうである。

高宮は 3s 切りを選択。最終的に 25p 待ちの高目一盃口の平和に仕上げた。天晴である。

 

〇10/3(開催 3 日目)

この日は特に面白いと感じる場面はなかった。

 

〇10/4(開催 4 日目)

第一戦・南 1 局での一打

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6000 オールをツモりあげて、トップが見えてきた親番。

①受け最大の 2p 切り

三色同順狙いの 2p 残し

着順下と 10000 点以上離れてる場面で、聴牌優先で攻め立てる①・さらに大きく打撃を与える②の両方のタイプの打ち手がいるでしょう。どちらが正解ということはないと思う。自分は②のタイプの打ち手である。

近藤は②の 5s 切り。この後 1p・3p とツモって見事に三色形を完成させる。これは経験をもとに選択であろうか。

 

 

以上、第 1 週で気になった場面でした。